f-MRP所要量計算

 f-MRP所要量計算はTPiCS-Xの中核で、「攻撃型生産管理システム」のベースになる機能です

ある程度の繰り返し性があることを前提に、変化に対応するための「バッファ」を設定することが出来ます。TPiCS-Xの所要量計算はそのバッファを利用することにより、客先のニーズの変化を、発注済みの計画に影響を及ぼさず( 影響をできるだけ小さくして)計画を作れるため"生産計画全体をかき回す"ことなく、客先のニーズに対応することができます。つまり「速く、安く、レスポンス良く、しかし安定した生産」という夢のような 生産の仕組みを実現します。

@組み立て産業に代表される部品集約型の製造業は勿論ですが、材料を加工し その加工方法により複数の製品を作って行く「材料中心」的な製造業にも適用できます。

A食品 薬品など、液体 紛体等 流体の製品や原材料を扱う製造業にも、沢山の実稼働ユーザーがあります。

B内示データを利用して足の長い部品の手配をし、確定データで内示データを消しこみしながら、登録(手入力、テキストファイル読み込み)できます。
確定データは、内示に対し変動があります。TPiCS-Xはこれを当然のこととして処理します。先行きは「内示データ」、手前は「確定データ」と、性質の違うデータが混在している中で所要量計算を行えます。

あるいは、内示データを定期的に抹消し、新たに確定データを取り込んで所要量計算することもできます。

Cカンバンの弱点を補完しながら共存することが出来ます。
カンバンの最大の弱点は足の長い部品の手配です。カンバンが来てからでは手配が間に合わない材料がある場合、なんらかの手を打つことが必要です。
内示データがあり、それを読み込んで所要量計算すれば、内示に基づいた手配ができますが、内示データがない場合は、基準在庫を大きめに設定します。所要量計算をすると、基準在庫を補充するかたちで発注データが作られます。
毎日来るカンバン(電子カンバン)を納入指示データとして取り込み 所要量計算をします。これは上記「内示と確定注文」の関係と同じです。
現場への指示は従来のカンバンの仕組みを使うこともできます。

D客先に製品在庫を預けておいて、使用した分だけ補充するような管理体系(預託在庫)にも対応出来ます。
客先から、使用した数の連絡(データ)をもらい、それをベースに在庫を引落しし、所要量計算をします。これにより、それに見合う配送の計画、及び生産計画を計算することが出来ます。
残った在庫数のデータをインプット(ファイル読み込み)して所要量計算することも出来ます。

E見込み生産はもちろん、繰り返し性がある受注生産にも対応できます。
一品料理性が強い場合は、製番管理オプションを使用していただく方が良いようですが、f-MRPの機能だけで処理することも出来ます。

F毎日入る受注データから、毎日所要量計算し、毎日伝票発行することも出来ますし、週に1度あるいは月に1度の発注を行うことも出来ます。
社内工程には毎日伝票を発行し、購入先には月に1度の発注をおこなうことも出来ます。

G「自動平準化」をしながら所要量計算をすることが出来ます。

Hどこで生産するかによって異なる製品構成(BOM)で所要量計算できます。
例えば、社内で生産するときは自社で部品を調達するが、協力会社で生産するときは協力会社で調達する場合など、どこで生産するかにより構成が異なります。

I製品構成マスターとは異なる構成で所要量計算することが出来ます。
構成マスターを変更することなく臨時の仕様で生産することが出来ます。



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